リッスントークは、「英会話」つまり会話のキャッチボールに欠かせないリスニングとスピーキングが同時に学べる英会話教材です。開発されたのは池田和弘先生。
日本語を利用して英語を学べる工夫がいっぱいの学習者に優しいつくりです。池田和弘先生は現在「日本語を活用した英会話習得法」を日経ビジネスオンラインにて連載中です
リッスントークの教材の構成
リッスントークは、国内編CDが4枚、海外編CDが4枚の合計8枚。
テキストは、国内編と海外編のそれぞれ1冊ずつの合計2冊。
国内編は2週間の休みをとって日本へ旅行に来たトムが主人公。ちょっとしたきっかけで日本人の女性と知り合い、そこからストーリーが展開します。トピックは13個。雷門や東京スカイツリー、鎌倉や富士山を訪れます。
最近外国人観光客がどんどん増えていますね。私達もいつどこで道を聞かれるかわかりません。そんな時にペラペラって英語が口からできたらかっこいいなっ~て思いませんか?
リッスントークの国内編から見てみましょう
国内編でも海外編でも好きなほうから始めても大丈夫です。ただし「国内編」の最初のパートには学習する上で大事な点が書かれています。まずはココをきちんと読んでから学習を始めましょう。文法編と発音編が特にいい!
■国内編の構成
- はじめに
- 教材の構成
- 学習の仕方
- 英会話のための文法ポイント
- 発音トレーニング
- トピック1話~13話まで
■海外編
トピック1話~15話まで
個人的にはストーリーの流れからいうと「国内編」から始めるのがおすすめです。
英会話のトレーニングは1日20分が目安
えっ?たったの20分でいいの?
リッスントーク英会話教材を池田和弘先生と二人三脚で運営されているブライトエッグズの代表の方からこんなコメントをいただきました。
20分という時間は、英会話の学習において最も重要な点は集中です。そのため、集中できない時にダラダラ20分学習するのであれば、その日は5分でも良く、時間がとれる時に集中して、30分でも40分でも学習していただく方が効果的です。
とにかく集中しましょうっていうことですね。
リッスントークは聞き流すタイプの教材ではなく、少しの間机の前に座らないといけません。
各トピックの学習を始める前に1回はテキストを開いて日本語と英語との照らしあわせをしましょう。耳と口を使うリスニングとスピーキングの前に、目も使ってしっかりとトピックの意味を読み取ります。この手間をおしむことなく実行すれば効果がぐんとあがるようです。
もちろん20分と言わず、たくさんトレーニングをするにこしたことはありません。努力=結果ですからね。
英会話のための文法ポイント
国内編の最初にある「英会話のための文法」の解説ぺージです。3ページにぎゅ~っと凝縮されていますので時間はそれほどいりません。受験の場合の文法の勉強ではなく、あくまで「英会話のため」の文法です。ここがミソね。
リッスントークは、何度も英会話の習得をあきらめた方のための教材です。英会話のために必要な凝縮された文法の知識を先に手に入れておくことで先々のトレーニングが楽になります。
発音トレーニング
文法の次は「発音トレーニング」です。7ページの構成の中で、大切な発音のトレーニングができるしくみです。
英会話学習の初級者や初心者が聞き取りにくい「音がつながる、音が消える、短縮される」などの現象についてわかりやすく解説されています。私の経験内では、初級者向きの英会話学習教材で、ここまでわかりやすく説明されているものはありませんでした。
英語独特の現象
- 読まないつづりがある。これがくせものですね。
- つづりと読み方が違う英単語がある。
- 英語のアクセントを制すると通じやすくなるんですね。
- 音がつながったり、消えたり、短縮されたりする。私はこれが相手のいうことを聞き取れない最大の原因だと思っています。
- イントネーション
- 英語文のリズム(強弱)
先に知っておくのとおかないとでは大違い!トピックの学習に入る前に発音のパートは特にしっかり読みこみ、トレーニングしておくことをおすすめします。
リッスントーク国内編トピック1~雷門の下で~
リッスントーク国内編のトピック1「雷門の下で」をレポートしますね。ご縁あってサンプルCDをいただいています。
話題のタイトルとイメージがわきやすいイラスト
最初のページを開くと「簡単なあらすじ」があります。前もって読んでおくとトピックの内容がイメージできますね。
リスニングの英文とスピーキングの和文
まずはナチュラルスピードの英文が流れます。ここで100%聞き取れればバンザイですね。そうなるために次のステップで聞き取るトレーニングをしましょう。
テキストは、左ページがリスニングの英文。右ページがスピーキングの和文となっています。
テキストを見開きなので日本語と英語を照らしあわせて意味の確認ができるようにもなっています。
リスニング特化トレーニング
さあ、次はいよいよリスニングのトレーニングです。
テキストでは、まずは「英文」、次に「区切り訳」次に「和訳」と続きます。
区切り訳は「英語を英語の順序できちんと理解する」ために非常に役立ちます。
Excuse me! Could you take my picture? (すいません、僕の写真を撮っていただけますか?)という英文が何と8つのパートに分かれて流れます。
- Excuse me!(英語ナチュラルスピード)
- すみません(日本語)
- Could you take my picture?(英語ナチュラルスピード)
- Could you take(英語スロー音声)
- とっていただけますか?(日本語)
- my picture? (英語スロー音声)
- 僕の写真を(日本語)
- Could you take my picture?(英語ナチュラルスピード)
ここの「スロー音声」がすごいんです。単に英語を遅くしているだけではないんです。つながった単語と単語の部分をスローにして再現!テキストと照らし合わせてみるとより確実に理解できます・
あとはトピックの各英文が同じ方法で繰り返されます。
そして最後に「チェック!」という言葉が聞こえたら全神経を聞き取りに集中! 最初に流れたトピック1全部の内容がナチュラルスピードで流れます。さ~、トレーニングのあとはどれくらい聞き取れるようになっているでしょうね。
スピーキング特化トレーニング
ここでは「日本語を聞いたあとに瞬間に的にそれを英語にして口に出す」ことを学習します。
音声はこの順番で入っています。
- 日本語の音声
- ナチュラルスピードの英語
- 日本語
- 超スロースピードの英語
- 超スロースピードの英語
- ナチュラルスピードの英語
それぞれの音声のあとには短いポーズが入っているので、そのポーズの間にリピート練習をします。スロー音声をきちんと聞いて何度も練習するといいですね。
プラスαトレーニング
スピーキング特化トレーニングのやり方と同じです。日本語の後のポーズで英語を素早く言えるようになるまで何度も練習をしましょう。
リッスントークで聞けて話せる英会話をものにしましょう!