フランスから来られた二人の青年を奈良ガイド。お天気のいい一日でした。
奈良市内 浮見堂にて
浮見堂は東大寺参道入り口から徒歩約10分という近さです。ところがここへ足を運ぶ観光客の方はそれほど多くありません。私のシークレットスポットということにしています(笑)
ただ、燈花会というライトアップのイベントがある時はとても会場の一つとなり、とても混雑しますがね。
浮見堂は四季折々の景色が楽しめるスポットで私のお気に入りの場所です。一日奈良ガイドの日は一番最初に訪れることにしています。
ここから東大寺へ向かうルートは、景色を楽しんだり鹿と遊んだりと楽しい道中です。
奈良公園といえば奈良のシカ
奈良公園には約1100~1200頭のシカが自由に歩き回っています。いたるところに鹿せんべいのスタンドが出ているので買い求めてあげるのも大きな楽しみの一つです。
スタンドのまわりで鹿たちは、誰かが鹿せんべいを買うのを今か今かと待っています。財布をあけるだけで、すぐさままわりにおしよせます。
鹿せんべいは、なるべく鹿に気付かれないようにさっと買い、カバンに隠してすぐに鹿がいない場所へ移動することをお勧めしています。
ガイドの際にはゲストのために鹿せんべいを入れるジッパー袋を用意しお渡ししているんですよ。奈良公園へ行って鹿にえさやりしたい方にはジッパー袋持参をおすすめします。
※使い終わったジッパー袋は持ち帰って下さい。万が一鹿が食べると病気になってしまいます。
鹿が近寄ってきたら逃げるのではなく、掌を鹿に見せて「ない!」と言いましょう。鹿は「あ、この人は鹿せんべいをくれないんだ!」と理解するんですよ。奈良の鹿は本当に賢いです。
鹿に上手に鹿せんべいをあげる方法、鹿と一緒に記念写真を撮る方法、鹿に上手におじぎをしてもらう方法などをゲストに伝えるのも私の役目です。
一番重要なのは、「人の安全」と「鹿の安全」です。人も鹿も仲良くいたいものです。奈良の鹿は野生の動物です。鹿を怒らせない、じらさないがポイントです。
夏は鹿の親子姿を見かけることが多いですね。赤ちゃん鹿がお母さん鹿のあとをついて歩く姿はとても可愛いですね。多くのゲストの方も思わず写真をとられます。
夏毛の鹿の子模様もとても綺麗です。どれ一つとして同じ鹿の子模様はないと言われています。人間の指紋と一緒ですね。